前回はGV-USBからUstreamProducerに音声を取り込むと音声が20分で止まってしまうので、音声だけはMICラインから取り込んでFlashMediaEncoderで映像と音声をMIXしてブラウザのUstreamクライアントに渡して高画質中継をする、と言う話でした。
でもこれだと音声ラインと映像ラインとで二系統をパソコンに入れないといけないので配線だらけになってしまうのでスマートでない!! というわけで、GV-USB本来の音声ラインを使って、配線を少しでもすっきりした状態で高画質中継をする方法を紹介します。
前回もお話したようにUSBキャプチャの
GV-USBは音声サンプリングが48kHz固定なので、Flash系では最高サンプリングが44.1kHz(CD音質)なため、いろいろとトラブルが発生します。UstreamProducerでは20分以上連続で中継すると、音声だけがぷっつり止まってしまったり、FMEが落ちたりします。
ダダ漏れに使用しているフルハイビジョンハンディカム、
PanasonicのHDC-SD7は小型軽量ながらも1920×1080のフルハイビジョン撮影ができて、映像と音声の配線もAV端子(コンポジット)からなら一本で済みます。なのでGV-USBとの組み合わせで配線を減らすには、GV-USBの音声サンプリングを44.1kHzに変換してUstreamProducerに渡してあげられればいいんですが…
と、そんなソフトを探していて見つけたのが、アマレコTV Liveでした。
マニュアルも充実しており、GV-USBでの設定サンプルも載っていますし、Flash系(Adobe Flash Media Live Encoder(FME)を使う場合、として)での44.1kHzへの変換についても説明が載っているので、とても便利です。
ただこれを使用して映像も、と言う場合にはシェアウェアの「AMV2MT/AMV3 ビデオコーデック」も必要なのですが、これだけ悩んでいた事をさっくり解決できるのですからシェアウェア料金を払らわない理由がありませんね。(もう少し使い込んで問題なければ私も払います)
アマレコTV Liveの使い方(設定)にちょっと苦労しましたが、最終的にこれを使ってこのような構成になりました。
まとめると、
・GV-USBとUstreamProducerとの間にビデオミキサーみたいなものを入れる
・アマレコTV Liveは48kHz→44.1kHz変換をしてくれるのでばっちり
・UstreamProducerでは配信ソースとしてAmaRecTVを選択すればよい
となります。
実際に中継を試して見ましたが、20分以上たっても音声も切れることなく中継を続けてくれました。
これで配線スッキリ!!(*´Д`)スキーリ